人気ブログランキング | 話題のタグを見る

根差す植物がすき

根差す植物がすき_f0109825_13535747.jpg
ずっと同じ場所にあるもの



こういう苔類は、一度根差すと同じ場所にずっとあるでしょ
飽きっぽいわたしの性格とは正反対だからかな?惹かれるの
石の上にも三年、転石苔むさずは、日本では良いことの例え
それをすることが美徳だということ
向いているのか、いないのか?できるのか、できないのか?
続くのか、続かないのか?なんでもやってみる価値はあるけれど
先のことを考えた時の、見極める時間には個人差があれど
かといって、数週間、数ヶ月で身につくはずもないことを諦めちゃうのは
なんだか悔しい気持ちになってしまうことがある
続けてよくなるならそうしたいけど、それ以上の進歩が期待できない時
いや、努力次第でどんなことでも少なからずの進歩があると信じるか
夢を追うことには、つきものなのだと思います


好きなことや物が一生変わらない人もいれば、何かを境に
まったく興味がなくなってしまう人だっている
それは、諦めるとはまた違うこと
内発的なのか、外発的なものなのかによっても少し違う気もするし
小さい頃から、強い願望がなかったわたしは
夢を追うという作業をしてこなかった
与えられるもので常に満足、不満を持つってことがあんまりなかったな
わかりやすく言うと、成り上がるっていうか、今に見てろ!!って思う気持ち
お金持ちになりたい、きれいになりたい、頭がよくなりたいとかね
わたしは、ま、これくらいでいいやっていつも思ってた
それもまた諦めではなく、それ以上になりたい欲がなかったってことかな
自分への甘さは、そんなところからもきていると思います


人から、賞賛されたり貶されたり、そりゃ永いこと生きていれば
いろんな経験をしてきたけれど、それもまた一瞬は喜んだり悲しんだりするけれど
所詮、自分がどう思うかだから、その一言をいつまでも気にすることはなかった
それは今でも変わらないな、自分が納得しなければ、人がどんなに褒めても
ダメなものはダメ
その反対は、良いと思ったことが全くダメだと言われちゃうときは
やっぱり考えるかな?反省もするし、どこがダメだったのか聞いてみる
人はひとりで生きられないからこそ、こういう問題が発生するし
親切心がお節介、プライドを傷つけないように見て見ぬ振りが冷酷といわれる
それで、随分と若い頃は迷ったものです


誰からも好かれる人はいない
どんなに良い人だって、その人を嫌う人はいるし
どんなに悪人でも、その人を愛する人がいるかもしれないってこと
人の世は、なんて複雑怪奇なのでしょうね、人の心が、だね
演じるという職業について、そんなことを考えてみました
気持ちと裏腹な態度や言動、素直さ、正直さ、僻みや妬み、嫉妬心
そんな気持ちの変化を織り交ぜて人は生きてる
嬉しいのも、悲しいのも、楽しいのも、苦しいのも、すべてそのせい
感情は豊かなほど、生きることが楽しくもあり苦しくもあるようですね
更年期に入ったわたしが想う、そんな午後なのでした
by lucca_precious | 2011-09-21 14:21 | color