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時空を越える

20代のわたしなら・・・



たくさんの人に出会うと、たくさんの出来事に遭遇する
それは、わたしが体験したことでなくてもだ
他人の出来事、今のわたしならの答えはすぐ出せても
わたしが、20代の時だったら・・・どう考えただろう
今となっては、それを知る由もないけれど知りたくなることがある

20代のわたしは、変なところ冷めていて、変なところ拘ってて
そのギャップに戸惑う毎日だった気がする
本当のわたしと、本当じゃないわたし
それは、今も似ているといえば似ているかな?
ただ、1つだけ確実に違うことは、自分への自信
20代の時は、意味もなく自信過剰で、どんなことも
自分が決めたことは正しいと思い込んでいた
それを他人に押し付けることはなくとも、自分自身には
一度決めたことを後悔したり、なんてことはなかった
それが若さなのかしらね、今思えば・・・

先が長いということは、やり直しもきくということだし
失敗を恐れていては、結婚だってできないのよね
すべてが、自分を信じないといけない、賭けみたいなもの
年月が経過すると、その賭けが圧倒的に少なくなって
少ないからこそ、失敗したくないという気持ちが生まれ
結果、踏み出す勇気さえ失ってしまう
それが、年老いることなのかもしれないな
利口になったぶん、怖さを知ってしまう
面倒なことには蓋をして、なるべく楽な道を行こうとする
これを、20代でやってはね、どうかと思うけれども
はっきりとやりたい事が決まっているならば
前に進む為に、自分が信じた道を進めばいいと思う

人は、年齢を重ねてから、昔を振り返る時
昔の自分を疑問に思うことってないのかな?
わたしは・・・「ない」かも
おそらく、ほとんどの人は、そういうのではないかと思う
「ある」と言えば、今の自分を否定することにもなるしね
若い人と接する機会が増えた今、もどかしいほど
素直で正直な姿を見ていると、もっとずるくていいのにと思う
良い人が大成するとは限らない
ずるい部分も持ち合わせていないと、傷が増えてしまう
だけど、若い時の傷は、大人になってからきっと
深いほど心に残り、いつか役に立つ日が来るのでしょう

20代の時の傷がほとんどないわたし
40代で、傷がないが為に、迷い考え込む日々
でも、人は一生のうちに必ず、そういう時期があるのだと思う
それが、早いか遅いかはみんな違う
生きる、ということへの疑問とでもいうのかな?
ま、わたしのはそんなに高尚じゃないけどね
by lucca_precious | 2011-06-25 06:53 | life