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真夜中のリビングで・・・



昔はね、わたしにとって、こういう影すら怖いものの象徴
遠くで救急車のサイレンがするだけで、その晩は眠れなかった
少なくとも、10代まではずっとそう
何に怯えているのか、何がそうさせるのか、わからなかった
でも、いつからか、怖いものがほとんどなくなり
今は真っ暗闇でも怖くない

あの怖さを感じなくなったのは、いつからとはっきりとは覚えていないけど
たぶん、結婚してからのような気もする
実家で暮らしていた時は、なぜか家に帰るのが嫌だった
それは、家族と一緒にいたくないとかじゃなくて
家との相性が悪かったのだと思う
ひとりではとてもいられないくらい、無気味だった
1階にいれば、2階で物音がし(たような気がして)
2階にいれば、1階に人がいる気配
とにかく、心が休まらない家だった
それは母も感じていたらしく、同じようなことを言っていた

わたしが環境を重視するのは、住む場所によって
人の精神が影響を受けるような気がしているからです
心が休まる家に住めば、怖さを感じることもないし
何かに怯えることもない
たぶん、どんな人でも、そういう勘は持っているでしょうから
家にいたくないと少しでも思うなら、相性が悪いのでしょうね
霊の存在を信じているわけではないけれど、わたしを守ってくれる
守護霊の存在は信じてる
だから、命を守ってくれるのも、たくさんの人との出会いも、
嫌な経験をさせるのも、時々、思いもよらないプレゼントをくれるのも
もしかしたら、ある意味、霊の仕業?と感じることがある

環境を整えるのに、すべてを新しいもので揃えたり
年中、模様替えをする必要はない
でも、何かをはじめる時に、ひとつくらいは新しいものを買い
その場所への感謝の気持ちを表すようにしてきた
これからよろしくね!そういう気持ち
新しいものと、古いものが、喧嘩しないように
できるだけ、色を揃えたり、素材を同じにしたり、工夫する
すると、不思議とちぐはぐしないインテリアになる
そうやって、結婚してからの20年は過ごしてきました
今から思えば、実家の部屋には、そういう気持ちがまったくなく
自分から、よくしようと思うこともなかったです
カーテンさえ替えなかったし、自分で新しく買ったものもなかった
そういう気持ちが、居心地を悪くしていたのかもしれません

白い革のソファーは約10年ほど使い、そろそろ寿命です
それは、そのソファーをオーダーしたお店でも言われました
物には寿命があるので、やっぱりどうしても買い替えが必要です
張替えも考えたけど、かなり高くつくようです
この先ずっと、買い替えずに済む方法はないかと思い
そのデザインが、流行に左右されることなく使えるもの・・・
で、ウォーターヒヤシンスを選びました
アジアンテイストはここ最近、ずっとブームで
バリの高級リゾートでも使われている素材です
たぶん、あちらでは、これからもずっと変わらないでしょ
だから、どんなに時を経ても飽きがこないかなと思ったの

長いこと、使い続けることは、現代人(特に日本人)にとっては
簡単なことではないと思う
何でも使い捨て、友達すら使い捨ての時代
それがとても嫌なのはわかっていても、環境がそうさせる
我が家も、この10年で、ダイニングテーブル&チェア、食器棚
ベッド、その他もろもろを買い替えてきました
でも、もう20年近く一緒の家具もあります
それは、趣味が変わらなかったのと、ある程度良いものを買ったから
買い替えが先に立っての買い物は、もうやめたいです
ソファーは毎日座るものだから、特にね

インテリアへの思い入れは、そういった家への感謝の気持ち
わたしがよくしようと思えば、きっとおうちも応えてくれる
和室の乱雑さと書斎の物の多さがいつも気になってはおりますが
この連休で、できるだけきれいにしてあげようと思います
人にも動物にも物にも、基本的な思い入れは同じです
その気持ちがあれば、きっと毎日を健やかに過ごせる・・・
by lucca_precious | 2010-04-26 13:37 | life